2/17 サイクリスト5人で野宿

こぢんまりとした町でできればもっとゆっくりしたかったが手持ち現地通貨(チリペソ)が心許ないのでそうも言ってられない。いい天気だ。パダゴニアは雨の多いところ。走れる時に走り距離を稼いでおきたい。10時に宿を出てATMに再度挑戦するが現金引き下ろせず。銀行係員からVisaカードは使用不可でMasterカードのみだと言われる。JCBで試みるがやはり駄目。銀行窓口でUS$現金を両替するしかない。アルゼンチンで両替した時は1US$が500ペソだったのが、470ペソとすこぶるレートが悪い。これから先アルゼンチンのカラファテまでATMがないそうで、現地通貨(チリペソ)を手にできる最後の町だ。手持ちのUS$キャッシュも心許ない。闇雲に両替する訳にはいかない。といってもこれから先どのくらい現金が要るのか計算しなければならないが、アルゼンチン国境越えまで何日かかるのか、宿代以外にフェリー代等にいくらいるのか分からない。コジャイケでもっと情報を得ておくべきだったと後悔するが、考えても今更どうにもならないので、取り敢えず200US$両替をしてオイギンスへの道を教えてもらい出発。

町外れから砂利道が始まる。車の往来が極端に減る。宿で一緒だったドイツ人サイクリストに追い越される。景色のいいところで昼食をしているところへリトアニア人サイクリストカップルがやって来る。世界一周4年計画でアメリカから出発し母国のリトアニアに戻るそうで、もう18ヶ月走っている。我々は先に出発するが、荷物満載をものともせず、ガタガタ道であろうががんがん走る。あっと言う間に去って行った。。道は上っては下りの繰り返し。釣りをし終わったリトアニア人とドイツ人に会う。一時間で一匹も釣れなかったそうだ。腰痛に今にもスポークが折れ出すのではと心配が耐えない我々はそうはいかない。大事に大事ゆっくり走るしかない。一緒に走り出すが直ぐに置いて行かれる。18時、45kmの分岐地点でリトアニアカップルとドイツサイクリストが我らを待っていてくれよければ一緒に野宿しようと誘われる。既に野宿ポイントを探した後のようで脇道を入り私有地の策をくぐり川近くでテントを張る。何をするにも彼らは速い。彼らの行動力に驚きだ。近くに川が流れる森の中。絶好の場所。少しのお米でおじや・キュウリとわかめ・鰯缶の夕食だがお腹一杯にならない。今日もひどいダート道で疲れた。

Cochrane〜Laguna Larga 移動距離45km、野宿


ホステルにて

本日のダート道の始まり

ドイツ人サイクリスト
 
ランチ

エストリア人サイクリスト
         
本日と明日のアウストラル街道の走行予定コース