8/26 自転車一人旅が終わった
8/25 自転車梱包
11時、地下に停めてある自転車を部屋に運び自転車梱包を始める。タイヤを丹念にチェックすると後輪に、ホッチキスのような針1個とガラスの破片が刺さっていた。まだチューブまで貫通していなかったがよくパンクせず持ちこたえたなという状態だった。汚れた部分をきれいに拭き取りながら梱包していたら15時半になってしまった。グルジア通貨、100ラリが残っていたので銀行へ両替に行くが扱っていない。最後のアンカラ観光、買い物そして夕食。21時から梱包再開し23時半に終えた。
日本語を勉強している交通整理中の警察官。両替所へ案内してもらう。
アウグストゥス神殿
走行距離0km、Ankara、Otel Almer、80リラ、朝食付き
8/23 アンカラ到着
9時出発。ホテルを出て店の前でチャイを飲んでいる人にアンカラ方面はどっちと訊くと、チャイを飲んで行きなと手招きされる。これも今日で最後。朝食を食べたばかりだが自転車を停めてチャイをご馳走になる。パンも食べていけというがさすがこれはもうたべれない。9時半出発。今日も快晴、暑い。
11時半ガソリンスタンドで一休み。缶コーラを一気に飲み干す。続いてチャイを二杯。こちらは店でおごってくれた。店の人がElmadagまでは上りだと言っていた通り、ガソリンスタンドを出た27km地点から長い上りが始まった。なかなか頂上が見えてこない。走ること1時間半ようやくElmadagの町に入った。一休みしようと店の方に目をやると、椅子に座っている人がチャイ、チャイと手招きしている。チャイを3杯飲んで料金を払おうとするとその人がご馳走してくれた。ついで、パン屋に連れて行ってくれ、パンを一つ買って袋に入れてくれる。その人が日本人で自転車でトルコを走っている言いながらお金を払おうすると、今度はパン屋さんが料金は要らない、店がご馳走すると言ってくれた。お返しはカミさんが日本で折ってくれた鶴とTシャツ。たくさん持ってきたが、毎日チャイのご馳走うで残り一つになってしまった。
トルコ語、指差し会話の本では対話が続かない
47km地点から下りが始まった。今度は長い下りである。アンカラに近づくにつれ車も多くなってきた。アンカラに入るとアップダウンが続くようなる。右側の合流道路があるので気が抜けない。また地下道トンネルで路肩が狭くなる時も気が張る。
アンカラ市内
手頃なホテルが多く集まるウルス地区に17時到着。通りは車の往来が激しい。ホテルが目に入るが信号が見当たらず道路を横断するのに苦労する。ホテルを探す気力はなく自転車を建物の中に置いてくれそうなところに決める。落ち着いたところで19時夕食に出る。帰りはいつものように缶ビールを買って帰る
走行距離83km、Ankara、Otel Kenedi、60リラ、朝食付き
8/22 折り畳み自転車に感心される
7時起床。あと200km弱、順調にいけば2日後にアンカラ、いよいよゴールに近づいてきた。8時半出発。今日も道中いろんなに会った。町角の店で昼食を食べていると女性サイクリストが町の中心地へと走り去っていった。店を出てアンカラ方面に走っていると後から突然声を掛けられた。先程の女性サイクリストだ。走りながら自己紹介をする。オーストラリア人で今朝、Corumを出たというから既に140㎞は走っている。今日の目的地は同じKirikkaleだから一日の走行距離は180kmになる。そのうち上り坂になる。あまりに遅いスピードに耐えられなくなり先に行くわよと走り去っていった。
Kirikkale方面との標識があったので一般道に出る。それから市街までが長い。途中で道を間違えたかなと不安になる。これまでと同じ様に、要所、要所でSehir Merkezi(町の中心地)、Otelと訊きながらダウンタウンに入る。16時半、自転車を中に入れてくれそうなホテルが一回で見つかった。いつものようにシャワー、洗濯をして、18時ダウンタウンをブラブラする。適当なレストランが見つからず、ピザ、缶ビール、トマト・果物を買って部屋で食べることにする。
走行距離97km、Kirikkale、OTEL 71、60リラ(3000円)、朝食付き
8/21 ハットゥシャシュ遺跡(ヒッタイト王国の首都)巡り
6時半起床。7時30分、ホテル前からボアズカレ村行きのバスに乗る。ホテルの人の説明では、「始発バスの運転確率は100%。9時、10時は運転確率75%」。現地に着いてその意味が分かった。始発便が通勤バス化していてボアズカレ村での各職場で人を降ろしていく。歩いて通うには大変そうな丘の頂上にマンション風の建物が建っている。こんな村に誰が住むのと思ったら病院だった。次々に客を降ろし、乗客は一人になる。8時、村の中心地で降ろされる。他に観光客は誰もいない。商店でミネラルウォータを買い、遺跡に歩き出したところで、チャイを飲んで行けと声が掛かる。
中にタクシーの運ちゃんがいて盛んにタクシーに乗れとうるさい。遺跡はとても広く周囲10kmくらいはある。ビッコ引きながら歩けるか不安である。ここから最初の見どころ、ライオン門までの4kmをタクシーに乗ることにした。その後はゆっくり遺跡を歩いて回った。世界遺産とはいっても訪れる観光客はあまりいない。ある一角では発掘調査が行われていて現場での様子を身近で見ることができた。歩いて村まで戻ろうかという時に今朝のタクシーが現れた。タクシーでもう一つのヤズルカヤ遺跡を回って村まで乗ることにした。
復元されたヒッタイト王城
岩に刻まれたレリーフ
ボアズカレからSungurluへの最終の定期バスは17時30分。それまでは何人か集まれば不定期バスが出るという。他に観光客は見当たらないし不定期バスは望み薄。これから4時間どう過ごそうかと思っていた時に、Sungurluからの客を降ろし戻る不定期バスに運よく乗ることができた。
走行距離0km、Sungurlu、Hotel Fatih、45リラ、朝食なし
8/20 トラック・ドライバーから食事を馳走になる
6時半起床。8時朝食。8時半出発。肌寒い曇り空、雨が降りませんようにと漕ぎ出す。なだらかな上り下りを繰り返しながらアンカラに向かっていく。天気も晴れ間が見えるようになり、気分も晴れてくる。今日もいろうんな人との出会いがあった楽しいサイクリングとなった。
タイヤが挟まる危険大、迂回する。どうして縦でなく横に出来ないの!
停まって道路を確認。アンカラは直進
普段なら怖くて近寄れないトラック、何を食べている?と話しかけたら一緒に食べようと誘ってくれた。
ガソリンスタンドに入るや、チャイ飲んで行くかと声がかかった。
16時半、Sungurluのダウンタウンに到着。ホテル前で自転車を建物内に入れてくれるかと交渉していたら3、4人集まってきて、まずそこのレストランで飯を食ってから決めればいいじゃないかと話しかけてきた。まだ時間も早いしそんなにお腹もすいていないが、皆、人もよそうだし、そうしようと皆との席に入る。英語が通じないのでGoogle翻訳を使っての対話。植林が仕事でSungurluをベースにこれまで走ってきたSamsun、Corumで植林活動をし植えた苗が50万本になるという。今まで走ってきたところはほとんど木が生えていなかったようだが、乱伐はないのか、それと関係あるかとか訊きたかったが通じなくて、植林活動するのは然るべきところに植林されていないからですと答えが返って来た。最後になって、今朝、Corumを走っているのを見かけたという話が出てきた。それで話しかけてきたのだと納得。自分の分を支払おうとすると、もう一緒に精算したのでと言って受け取ってくれなかった。18時、チャイを飲み終え車で帰る彼らを見送る。
自転車を建物内に入りそうもないので別のホテルを探す。自転車を建物内に置けるし、エレベータがあるのでここに決める。料金はと訊くと言い淀みながら45リラで食事なし、OKする。先程のホテルは25リラ。エレベータは故障か作動しない。部屋にクーラーはあると言ったがこれも作動しない。トイレは共同。ここで言い淀んだ理由が分かった。WIFIは部屋で使える。アンカラまで180㎞ほど。天気予想も今後1週間は晴れ。もう大丈夫だろうとここで連泊して明日、ボアズカレ村にある世界遺産、ハットゥシャシュ遺跡巡りをすることにした。
走行距離90km、Hotel Fatih、ホテル、45リラ、朝食なし