2/13 同情するなら車に乗せてくれ〜!

9時にカナダサイクリストが出発。自転車の前後に荷物を積んでいるがすっきりまとまっている。我らみたいにスーパーの袋はぶら下げていない。このスーパーの袋には食料が入っていて直ぐに取り出せるから便利なんだけどみっともないんだよなぁ〜。我々は1時間遅れの10時出発。近くの観光案内所に寄っいたら10時半になってしまった。町を出ると直ぐ、急坂の未舗装道路しかも強風の向かい風。これからはアウストラル街道の終点、オイギンスまでずっと未舗装道路だ。バス停でリカンベントのサイクリストカップルが風が強いからとバス待ちをしていた。もう一時間待っているそうだ。バスはいつ来るかわからないし、自転車を載せてもらえるかも分らないらしいので我々は先を進む。Kemeだってバスに乗りたいよぉ!今日は西に向かって走るためもろ向かい風だ。その上ひどい砂利道でしかも上りが厳しい。暴風で急坂を押して上り切ると、周りの山に囲まれ風は治まったものの石ころだらけの道でとてもじゃないが自転車で走れない。1時間に4kmしか進まない。カスティージョの頂上が霧で隠れ見えないのがとても残念だ。

 
ホステル前

Villa Cerro Castilloの町
         

山、川、清流、谷と景色は美しいが、悪路の連続に悪戦苦闘。車から手を振ったりクラクションの励ましがある。「同情するなら車に乗せてくれ!」と叫びたい。60km近くに避難小屋があるらしいが17時を回ってまだ30kmしか進んでいない。たどり着くことは不可能だ。この強風の中で野宿はきついよぉ。そこへトラックが通過。Kemeは思いっきり手を振る。ぴょんぴょん飛びはねアピールする。トラックが止まってくれた。「お願いします。自転車ごと載せてください!!」。と言う訳でトランキーノまでの100kmを乗せてもらいました。トラックに乗っていてもガタガタ体は揺れている。世界一美しい林道と言われているアウストラル街道だが、あまりにもひどい道路にこの先不安を感じる。19時トランキーノの町に着く。何度か人に聞きながら事前に調べておいた宿へ。キャンプをしている若者が多くいた。我々はベッドの部屋にする。トイレとシャワーは共同で宿の建物の中に一つしかないのでキャンパーには実に不便で部屋の前に何人も待っていた。。この寒空でテント泊なんてかわいそうと同情しながら、薪ストーブで温かいキッチンで自炊、夕食後ベットに潜り込んで寝てしまった。(この先自分が野宿が続くとは知る由もなし)

Villa Cerro Castillo〜Tranquilo 移動距離30km、Hospedaje Silvana 14000ペソ

              
乗せてもらったトラック