12/7 ラパス(標高3650m)に着く。Kemeダウン。

チチカカ湖が見えるきれいな部屋で目覚める。雪を被ったアンデス山脈が見え景色最高のレストランで朝食をいただく。卵料理は何が言いかと聞かれ、目玉焼きとスルランブルエッグがいいと答える。後で卵料理は別料金と分かったが久しぶりのまともな朝食で満足だ。パンに熱いコーヒー、オレンジジュース、バターとジャム付いている。うれしい!

荷造りを終え部屋を出ると、受付は長蛇の列だ。結婚式?セレモニー?何だか分からなかった。9時半ホテル出発。昨日、折り返し地点となったところでパン・水をゲットし、10時Huarinaの町をスタートだ。ペルーに比べて緑が多い。子供達が声かけてくれるが学校に行ってないようだな。途中、川にたくさんの人が集まっている。ピクニック?違う!家族総出で川で洗濯をしていた。それから暫らく走ると、向こうから2人組みのサイクリストがやって来る。二人ともイギリス人でラパスに15ボリで泊まれるサイクリスト宿があると教えてくれる。その一時間後に向こうからまたサイクリストがやって来る。コロンビア人でほとんど英語を話せないがラパスでの宿を教えてくれる。何と先程イギリス人が教えてくれたところと同じところ。そのことを伝えるとびっくしていた。今夜はそこの宿に泊まることになりそうだ。

ラパス20km手前から車・人が多くなる。これまで追い風で快調な走りだったのが、急に、風向きが変わり、逆風になり、雲行きがおかしくなってきた。西方向では雷の音が聞こえる。雨が心配になってきた。10km手前からすごい車、バスのラッシュで排気ガスの臭いがひどい。眼下に大きなすり鉢状の町が見えてきた。ラパスの町だ。その遠くに雪を頂いた山が迫って見える。イギリス人サイクリストに教えてもらった通り、高速道路を一気に駆け下り市内に入る。すごい交通渋滞だ。その中を何とかすり抜け、何度か人に訊ねながら、やっとサイクリストが教えてくれた宿を見つける。でもKemeには汚くて抵抗があり断念。

インターネットで調べて置いた日本人宿に行くことにする。すごい坂道の上に、石畳。18時を回り薄暗い。タクシー、バスがうなり音をあげながら横を通って行く。排気ガスの臭いが鼻を突く。行けも行けども着かない。ようやく見つけたかと思いきや、そこには見当たらず(インターネットで調べたデータは古くて、日本人宿「トキハウス」は10年ほど前に営業停止していると翌日教えてもらう)。現地の人に訊ねると近くに日本人経営の「Ichiban Hostel」があると教えてくれ、そこ泊まることにする。部屋に入ると20時を回っていた。kemeちゃんふらふらで立ってられない。夕食も食べれずベットに倒れるように寝てしまった。空腹・酸欠・疲れがどっと出たようだ。なにせ富士山より高いとこを自転車で走っているんだもんね。それにしてもラパスのどこへ行っても坂には参りました。

Huarina〜La Paz 80km、Ichiban Hotel 320ボリ(朝食付き)

 
ホテルからの眺め

 

 
途中、見かけた洗濯風景

 
イギリス人サイクリスト

 
ラパスへの道路


コロンビア人サイクリスト

  

ラパス近郊

 
すり鉢状の町、ラパス